小学校高学年から中学生活の違和感 - Xジェンダー当事者である僕
↑これの続き
この時には僕は自分が少し変わった女子と思いこんでいた
そして当たり前に普通の女子を演じてもいたのだがそれが当たり前になり過ぎて違和感がどのくらいあったのかはあまり覚えていない
僕が入学した高校は1個上までが女子高で僕の学年から共学になった学校
制服もブレザーになったが、男子はズボンで女子はスカート
制服のシャツの色は普段は選べるが入学式などの正装では男子は水色、女子はピンク
また、女子はネクタイも選べたが正装ではリボンだった
高校からは電車通学になり、友達とは学校が離れたものの電車の時間は同じだった為途中まで一緒に登校していた
友達の行った高校は女子のズボンもあったのでズボンを履いてる友達もいた
ズボン履いてる友達が羨ましかった
僕の高校は女子のスカートが夏限定で別の色があったのでそんなん作るくらいならズボンを作って欲しかった
正装でもズボン、ネクタイOKが良かったシャツの色も決める必要ないと思う
でも自分で行きたくて選んだ高校なので仕方ない
オプションとはいえネクタイの選択肢があったのはとても助かった
僕がこの高校を選んだのは部活
同じ中学を卒業した先輩のおかげでスポーツ推薦で入学した
僕の代は僕入れて6人が入部した
先輩からはみんな仲良いなって言われるくらいみんなで一緒に遊んだりすることが多かった
僕はあまり人と関わるのが得意では無いので少し離れてたりしたこともあったがまぁこのメンバーでいるのは楽しかった(得意では無いだけで人と関わるのは好き)
またいじめられるかもと心配もしたがそんなことも無く部活引退まで過ごすことが出来た
同じ中学から行った子の嫌がらせは多少あったけど…
そんな高校の部活動で違和感があった
ダブルスで僕のペアが近畿大会に出場することになり、僕の学年のみんなが応援に来てくれた
その時にコテージに泊まったのたがそのコテージには個室の風呂があった
2泊する予定だった為2回とも個室の風呂に行こうと思っていたが初日の夜、みんなで大浴場に行こうと誘われた
なんて理由を言ったかは覚えてないが何とか断わって1人でのんびり個室風呂を楽しんだ
お風呂から上がるとまだ他のみんなは戻ってきてなくて座って待つことにした
普通の人って一緒に風呂入るのが当たり前で嫌じゃないんかな?と疑問に思いながら…
翌日の夜
「また優は部屋の風呂行くん?」
と聞かれてしまった
前日の夜、みんなを待ってる時に足に大きな蜘蛛が歩いたのが嫌で2日連続とか有り得へんと思い、
「これで最後やしみんなと入る。昨日の蜘蛛の件もあるし?w」(本当は最後なのはどうでもよくて蜘蛛の件が嫌だっただけ)
と言ったら喜んでたので一緒に大浴場に行った
その時のみんなの露出💦
タオルで隠すこともせずに堂々としてるのを見てかなり驚いた
この時は一緒に風呂入るのは最後だと思っていた
高校卒業と言えば卒業旅行
いつもの部活メンバーで旅行に行くことになった
行き先は富士急ハイランド
色んなアトラクションを回りそれぞれ楽しんだと思う
2日間で富士急をまわることになったのだが、2日かけて回るということは『お風呂に行く』というイベントがついてくる
近畿大会の時のが最後だと思っていたので想定外と言えば想定外なのだが、今回は事前に分かってたことなので覚悟してた
旅行自体は楽しみだったし
目のやり場に困るし、自分の体見られるのは恥ずかしかったけどそれでも今回で終わりなので何とか乗りきった
どうしてみんな一緒に風呂入るの抵抗ないんだろう?
そんな疑問を僕は残したまま高校卒業して専門学校に進学した